Q: 難消化性デキストリンとは?

A: 天然では熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維の一種です。

20世紀後半に、ヒトゲノム(人間の遺伝子情報)が解明されたことをきっかけにして、世界中で創薬開発の競争が激化しています。
 それに伴って遺伝子解析技術も急速の進歩を遂げてまいりました。
 その結果、腸と腸内細菌との関わりについても、便の構成物の遺伝子解析から腸内細菌が数百種、100兆個以上に及ぶこと、
 そしてそれぞれの働きや腸との生理作用などが驚くほど密接な関係にあることが徐々に解明されつつあります。
                                                             例えば、腸内のマイクロバイオーム(生物と細菌叢のかかわり)が、アレルギーや自己免疫疾患の発症や予防に関わっていたり、
 肥満や糖尿病を引き起こしたり、防いだり、また炎症を抑えたり、悪化させるのもこれらの細菌であること。
 更には、精神や感情面に影響を及ぼすこともあるなど、今まで原因不明で治療法もないとされていた種々の病気の機序が解明され始めています。

                            私たちは、上記の知見の内、特に善玉菌が活発な中にあって、ある種の日和見菌が難消化デキストリン(水溶性食物繊維)を餌に作り出す、
 短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)が極めて重要な働きをしていることに着目しています。




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